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ネットワークエンジニアは、ネットワークに関する幅広い仕事を担当する職業です。そのため、ネットワークやパソコンに関するスキルが必要だということが分かります。しかし、それだけではネットワークエンジニアとしてやっていくことはできません。他にも様々なスキルが必要なのです。ここでは、ネットワークエンジニアに必要なスキルを大きく分けて3つ紹介します。
まず、ネットワークエンジニアには「技術スキル」が必要になります。技術スキルは更に二つに分けられ、ネットワークに関するものとコンピュータに関するものがあります。まず、前者については、ネットワークエンジニアとして活躍するために必須となるスキルです。固定のベンダーに依存するのではなく、標準化されているネットワーク技術を持っていることが求められます。そのため、まずは難しいことをマスターしようとはせずに、ネットワーク技術の基礎の部分をしっかりとマスターすることが大切です。基礎を身に付けることができれば、そこから先は基礎を応用することで対応できます。
次に、後者についてですが、ネットワークの上には必要不可欠なコンピュータシステムがあります。もしコンピュータシステムを意識しながらネットワークを構築することができれば、最適なシステムを作り出すことが可能です。業務アプリケーションやメール、ウェブなど、様々なアプリケーションがどのように動作しているかを把握することは、ネットワークエンジニアにとっても必要なのです。
ネットワークエンジニアには、ヒューマンスキルやシステム全体を見渡せるスキルも必要です。ヒューマンスキルは、複数人で行う大規模プロジェクトを進める場合には特に欠かせません。プロジェクトに限らず、大勢の人間がいれば互いの考えの違いなどからトラブルが発生することがあります。その時に、ヒューマンスキルが高いリーダーがいれば、トラブルをスムーズに解決することができるのです。また、トラブル以外でも、顧客との打ち合わせをする時に担当者のヒューマンスキルが高ければ、スムーズに打ち合わせを進めることができますし、発注の可能性もあげることができます。
大規模プロジェクトでは、必ず全体をまとめるプロジェクトリーダーがいます。リーダーであれば当然ですが、リーダーの立場ではないネットワークエンジニアであっても、リーダーと同じようにシステム全体を見渡せるスキルがあると良いでしょう。ネットワークに障害が発生した場合、それは目で見て確認できるものばかりではありません。そのため、ネットワークエンジニアは、機器構成などを意識しながら頭の中で正常時と障害時のデータの流れを紐解いていく必要があります。これは、システム全体を見渡すことができれば、より効率的に進めることができる作業だと考えられます。そのため、ネットワークエンジニアには、このようなスキルも必要なのです。