自由な働き方はデメリットも受け入れたうえで選択しましょう

キャリアパス大研究!ネットワークエンジニア編

ネットワークエンジニアのキャリアパス情報、決定版!

自由度が高い一方、デメリットもある

業務委託契約の魅力は、なんといっても自由度の高さ。会社員時代と比較すると出勤や通勤という概念がなくなり、働く場所や時間などにゆとりが生まれます。しかし、メリットばかりに目を向けて業務委託契約を決めてしまうと、ギャップに悩まされることも出てくるでしょう。会社員の頃とはどのようなことが違うのか、その相違点が自分にとって受け入れられるものなのか、ここでお伝えするデメリットを十分に把握して選択することが大切です。

自由度が高い一方、デメリットもある

働く場所も時間帯も自由

ネットワークエンジニアが業務委託契約という形で仕事をする場合、一気に自由度が高くなるのは大きなメリットです。ネット環境やセキュリティ対策などが整っているなら、働く場所や時間を自由に選択できるようになります。社会人の頃と違って、出勤時間・休憩時間・退勤時間という時間の概念もありません。打ち合わせなどは先方の希望を考慮して日中に行うとしても、開発業務そのものは早朝や夜間などどの時間帯に行っても問題ないのです。生活リズムを崩したくない場合は、社会人の頃と同じように朝起きて夜は就寝するという一定のペースを心掛けることができます。自分は夜型人間だ、という場合は夜間を主な作業時間にあてることも可能です。
業務委託契約なら、自宅でも十分に働けます。集中できる作業スペースさえ整えたら、あとは住み慣れた家で快適に仕事と向き合えます。通勤にかかっていた時間がなくなり、その分の時間が浮いて心身に余裕が生まれます。家事や育児など、家のことも捗るようになるでしょう。このような好循環が生まれやすくなるのも、業務委託契約のメリットです。

デメリットがあることも理解しよう

業務委託契約は働く場所や時間帯など自由度が高い一方、デメリットがあることも理解しておかなければいけません。デメリットを把握したうえで業務委託契約の働き方を選ばないと、自由度の高さとのギャップに悩まされて後悔が残る可能性があるからです。収入が安定しないことは、代表的なデメリットの一つです。会社員時代は自分から動かなくても安定的に仕事が舞い込んできます。そして、給与も毎月定額を手にすることができ、社会的な信用も得やすくなります。しかし、業務委託契約になるとそうはいかず、自ら営業をかけて安定的に案件を獲得していかなければ収入が途切れます。また、日進月歩のIT業界ではネットワークエンジニアとして日々新たな技術を吸収し、市場価値を落とさない努力も必要になります。安定して生計を立てるためにはスキルアップの努力を惜しまず、自らのスキルを売り込んで案件を獲得し続けることが欠かせません。会社員の頃には担当の社員が行っていた事務手続きや税金の対応なども、自分で行う必要があります。福利厚生などもなくなり、トラブルが生じても自分で対処しなければいけません。
ネットワークエンジニアとして独立する道を選び、その道を納得しながら歩み続けるためには、このようなデメリットもしっかりと把握しておくことが大切です。たくさんのメリットがある一方、会社員時代に受けていた待遇は受けられなくなります。その点を理解し、業務委託契約の道を選ぶようにしましょう。

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